④金融の意識を変えるのは、何よりも「経験」というお話し

プロローグ

こんにちはマルオです。

さっそくですが今回のプロローグでは、お金の力の「増やす力」の話をしたいと思います。

まず結論ですが「一日も早く、自分が寝ている間にもお金に働いてもらう仕組みを作ること。」

どんなに小さな額だとしても、こういった仕組みを持っている人ともっていない人では、将来に大きな差が出るのは当たり前だと思いませんか?

お金にまつわる5つの力の一つ目「貯める力」が大幅に改善されて、毎月お金が減っていく体質の脱却に成功しました。

次に我が家が取り組んでいったのは「増やす力」と「稼ぐ力」で、まず芽が出てきたのは「増やす力」でした。

僕は人を雇って働いてもらう資金なんてありませんし、いきなり起業なんて想像もできませんでした。

まずは「証券口座」というお金に働いてもらう仕組みを作ることが、資産形成の近道と思いネットで口座を開設していきました。

あなたの周りにいる5人の平均年収があなたの将来の年収になる

「あなたの周りの5人の平均年収が、あなたの未来の年収である。」

これを【つるみの法則】とか【5人の法則】といって、アメリカの起業家ジム・ローン氏が提唱した説なのですが、YouTubeを聴いているとちらちらと耳に入ってくる言葉です。

自分はどうだろうと思い浮かべてみるのですが、妻と一緒に3人の子供の事で毎日大忙しなのに加えて、コロナ過の中で誰かと会合する時間もめっきりなくなり、人付き合いといえば会社の同じ部署で顔を合わせるごく少数の人たちだけ…。

周りの5人と考えると、なるほど、あながち間違いではなさそうです。

僕の周りの同僚は皆、上司への不満、給与への不満、職務への不満不満…。仕事やお金に対して前向きな言葉はほとんど聞いたことがありませんでした。

「いずれは自分もそうなってしまう…。」

いや違います。もう40代半ばです。

実感がなかっただけで、当時の僕にも前向きな気持ちはなくなっていました。

ほんとうに偶然にユーチューブで経済的自由人たちの前向きな話を聞くようになり、すこしづつ〈周りの環境・待遇・人付き合い〉ではなくて、〈自分自身の無知・行動・習慣化〉に問題があることに気づきはじめ、そこに向き合い変化させていくことが大事だと感じるようになりました。

そして土台である「貯める力」は、そのころには大きく変化しておりましたので、いよいよ次のステップへと進んでいく心の準備ができてきました。

お金の入口を増やしたい…!

独身の時にブライダル関連の会社で働いていた妻は、結婚をきっかけに僕の地元に引っ越すことになったのですが、そのさいに会社との話し合いがあり、なんと新幹線で通勤して仕事を継続するという待遇となりました。(交通費はもちろん会社持ち。)

その時、地元の零細企業で細々と働く僕は「一人の従業員に高額な交通費を払ってでも留まらせたいなんてすごい…。」それをする会社と、会社にそう思わせた妻に驚きました。

しかし、そんな妻も一人目の子供を授かったときに退職し、気が付けばもう8年…。

3人目の子供はまだ0歳で、育児に大奮闘の毎日の中、子供を育てるのに本当に一生懸命でした。

妻の地元からは遠く離れ、僕の方はすでに母が他界しておりましたので、僕もできる限り炊事・洗濯など手伝っているつもりでしたが、妻は本当に大変だったと思います。

収入源の頼みは僕なのですが、十数年勤めてもなんの役職もなく、不思議と給料はいっこうに増えません。

今までは「給料が上がらないから仕方がない…。」と簡単に諦めておりましたが、もうそんなことは言っておれません、≪貯める力≫の極意は仕組みを変えることだと学んでいる最中です。

「今度はお金にまつわる力≪稼ぐ≫と≪増やす≫の自分の仕組みを変えよう…。嘆いてもどうにもならない給料で悩むより、少しでいいからお金が入ってくる入口をたくさん作ることを心がけてみよう。」

そう思い、夜な夜なパソコンに向き合う日が始まりました。

まず目標を決めよう!25倍の価値を意識する4%ルールを考える

そしてこの頃からよく【経済的自立、FIREを目指そう!】という言葉が耳に残るようになりました。

FIREの定義はいろいろと話されていますが、僕にとっては《支出を減らして資産運用を行い、その運用利益で生活ができる状態》だと思っております。

最初は「毎月お金が貯まるどころか減っていくのを何とかしたい。」というのが始まりだったのですが、毎日YouTubeを出退勤の時間に聞くようになり、実際に家計体質も変わってきました。

そうして、いつの間にか僕も『経済的自立を達成した人生を歩んでみたい!!』と思うようになってきました。

しかし、経済的自立といっても、いったいどれくらいお金を貯めればそれは叶ったと言えるのでしょうか?

それはとうぜん個人や家庭によって、一人ひとり全く違うと思います。

価値観は人それぞれなので、全員がそれを無理に合わせることをする必要はありません。

僕にとって重要なのは、できる限り≪妻と、この価値観・現在値・目標値を共有すること≫だと思い、この頃から家計簿をつけ始めます。

「この経済的自立に対して目標設定が必要だ…。」そう思い、我が家では経済の4%ルールを参考に試算をしました。

この4%ルールで言われているのは、年金受給開始前に資産を蓄えて、その中から4%を毎年引き出すことで、貯蓄がなくなるまでの期間がどれだけなのかを計算し、貯蓄がなくならないように運用する。というものなのですが、

我が家の場合、とにかく先の未来の事はわからないから、今、目の前、今の普段の生活で年間どれくらいの出費があるのか?毎月どれくらいの余裕が欲しいか?から逆算し結果として…。

『55歳で資産6千万円を目指して今の会社を退職する。』

という目標設定をしました。

これだと、年間出費が6000万×4%で240万、毎月の必要額は20万円です。

「55歳って遅くない?毎月20万目標?子供が3人もいるのに?何の根拠にもならないんじゃないの?」とあきれて見られるかもしれないとも思いますが

けど、未来の予測はどこまでやっても確実ではありませんので70点で良いんです。

大事なのは自分なりの根拠を持って前に向かって行動を変えていくこと。

〈100%正しい目標設定をすること〉ではなくて≪自分なりの根拠のある方針を決めて、妻と共有し、そこに向かってトライ&エラーを続けること≫が大切と思いました。

株式投資は資産家へのスタート!積立NISAとJrNISA

「お金の入り口を増やさなければ…。」

そう思って僕がまず取り組み始めたことは

メルカリ・ジモティ・ブログ・動画編集の4つの副業と、株式投資です。

とにかく、何が自分にあってるかもわからないので、動画を見ていて、なんとなく出来そうかな、と思ったことを実行し始めました。

先に結論から言うと、上の4つの副業はどれもうまくいきませんでした。

メルカリとジモティは今も続いていますが、お金を稼ぐという観点からみると失敗…。

だけど、ここでは必要なものを本当に安く購入する手段があることを学べたのでそれは大きなプラスです。

ブログと動画編集は継続ができなくて燃え尽きてしまいました。

残りは株式投資で、積立NISAとジュニアNISAの投資信託を始めることにより、投資の経験をつむことができ、気がつくとお金の価値観が僕の中で大変化を起こしていました。

結婚前は、自分的に口座に50~100万円もあれば、〈あ~なんかお金貯まってきたな。これだけあれば大丈夫かな。〉みたいな感覚があったのですが、証券口座を持つことによって、お金の引き出しが増えたような感覚が芽生えはじめました。

  • 1円~100万円のお金の引き出し(銀行口座)
  • 1円~無制限のお金の引き出し(証券口座)

証券口座は、今までの50万円で十分に満たされる感覚の銀行口座に加えて、お金をどれだけ入れても限界値がない、まるでドラえもんの4次元ポケットを手に入れたような感じです。

当時は僕の銀行口座・妻の銀行口座・子供の銀行口座の3つの口座があったのですが、妻が妻と子供の口座は管理していたので、僕が分かっているのは自分の口座だけでした。

ここに家族5人の証券口座(僕はSBIと楽天の2つ・妻は楽天、子供はみんなSBI)が加わり、≪貯める力≫と≪稼ぐ力≫で増やせた余力の毎月10万円~15万円程度を毎月証券口座にどんどん入金していくことになります。

そして我が家が恵まれていた理由の一つとして、「ジュニアNISA」という存在を知ることができたことです。

証券口座は0歳児から持つことができ、2023年の12月末まで、一人当たり年の限度額を80万円としてジュニアNISAに非課税で入金ができます。

非課税とは株式で得られた利益に対し、税金がかからない事で、これがものすごく大きい額のお金を守ることになります。

例えば、毎月10万円を20年間、年利7%で運用したとするとざっくりと計算すると

  • 20年間に投資した総額  2400万円
  • 20年後の7%年利計算の 株式総額 5263万円
  • 20年間で得る利益   +2863万円
  • これが ①非課税だった場合の課税額は 0円 ←つまり2863万円がそのまま利益となる
  • これが ②課税対象だった場合税金が 2863万×20%で 572万 ←572万円は税金として没収される💧

我が家の場合は非課税枠に、年間に最大でマルオ40万円(つみたてNISA)、マルコ40万円(つみたてNISA)、子供80万円×3人で240万円(ジュニアNISA)の合計320万円を非課税枠に入金することが可能でした。

そんなに入金できる余力はないのですが、「貯める力」で増えたお金を証券口座にどんどん入れることができる環境が整いました。

妻と僕はつみたてNISAで、毎月33333円が月初に自動で引き落としされるように設定しております。

しかし、子供のジュニアNISAはSBI証券だと毎日の自動積立の金額変更が簡単で、100円からつみたてが可能なので調整がしやすくお勧めです。

今年の12月で残念ながらジュニアNISAは終了してしまいますが、まだ間に合います!ぜひ、お子様がいらっしゃる方は子供の証券口座を持つことをおすすめ致します。(こどもの金融教育にもとても良いと思います。)

今後、日本は富裕層と困窮層の2極化が急激に進んでいくそうなのですが、間違いなく言えることは、

  1. 証券口座を持っている人と持っていない人
  2. 証券口座を大きな失敗なく運用できている人いない人

が重要になると思います。

今まで日本で金融教育はほとんどされてきてませんでしたが、さいわいなことに今はいろいろと学ぶ手段があります。

あまり難しく考えすぎずに、大きな失敗をしないようにポイントを押さえた運用ができれば十分です。

一緒に経済的自由人を目指しましょう!

株式投資は、いろいろな手法がありますが、僕はインデックスの長期積立をおすすめします。

投資は早く始めたほうが良いです。デイトレーダーのようなプロでもない限りは、長期保有のほったらかし投資が一番と思います。

例えば非課税枠に100万入金し放置(うちの場合、0歳児の子供に実行)して、平均年利が5%だった場合、

20年後には約265万円、30年後には約432万円となっています。

「複利の力」は運用で得た利益を元本にプラスして再び投資していくので時間をかけるほど効果が大きくなります。自分の人生にこの「複利の効果」をくっつけることが成功の早道です。

しかし、証券口座を持つことで「複利を得る土台ができた」という以上に重要なのは「今持っているお金への意識が確実に変わること」だと思います。

資産家にもいろいろなタイプがあるとは思いますが、証券口座を持つ資産家が現在の真のお金持ちへの始まりの一歩ではないでしょうか?

証券口座をまだ持っていない方はぜひ、来年の新NISAに先駆けて、証券口座をまずは自分の分からでも作っておきましょう。

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